2009年1月15日木曜日

函館 大門

函館の大門といえば、函館市の繁華街・歓楽街でした。
しかし、いまでは空き地だらけの寂れた商店街です。

理由はいろいろあります。
産業構造の変化。
土地の利権ばかりに拘泥して有効利用を図ることのできない大地主。

いちばん問題なのは
「大門を牛耳っている人」「大門を愛し再興を願う人」が「イコール」ではないということでしょう。
「大門を牛耳っている人」の多くは、商売に長けた人です。
大門で食っていけなければ他の土地に移れば良いだけなんです。
今、大門で良い思いができるから大門にいるだけなんです。
すでに他の土地に店を構えてもうけのほとんどはそちらから稼いでいる人もいるでしょう。

一方、「大門を愛し再興を願う人」は何代にもわたって大門で商売をして、これからもたやすく他の土地に移ることのできない人です。
大門の歴史も知っているし、愛着もあります。
再興へのアイデアもいっぱい持っていると思います。
でも実行するために必要な資源がないんです。

いっそのこと、今「大門を牛耳っている人」がみんなよそに逃げて行ってしまってくれた方が大門の再興を図れると思うんですが、浅はかでしょうか?

技術屋ですから…

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